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ゲーム音楽史ドキュメンタリー「Diggin’ in the Carts」EPISODE 2雑感

 

ゲーム音楽史ドキュメンタリーDiggin’ in the CartsのEPISODE 2が公開されました。

Diggin’ in the Carts

前回書いたEPISODE1の雑感は以下。

ゲーム音楽史ドキュメンタリー「Diggin’ in the Carts」EPISODE 1雑感 – ゲームミュージックなブログ

 

今回の内容を軽く箇条書きに。

・コナミ特集

・『悪魔城ドラキュラ』『魂斗羅』ピックアップ

・ファミコン時代のコナミの音楽における技術などの説明

・『ラグランジュポイント』ピックアップ

・元レベッカ土橋安騎夫氏(ラグランジュポイント作曲参加)インタビュー

・吉川延宏氏(サントラレーベルのシティコネクション代表)インタビュー

・サンソフト特集

・当時サンソフトの影山雅司氏インタビュー

 

以下、個人的な感想(雑感)。

・なんとなくだけど、今回はゲーム音楽におけるロック的な音楽の導入のインパクトを切り口にしている感じだった。

・コナミ特集にしては、当時絶対的にユーザーにインパクトを与えた『グラディウス』や『沙羅曼陀』などが出てこなかったので「あれ?」と思った。

・前回、そして今回のドキュメンタリーを見て、どっちかというとゲーム音楽史全体を通してという感じではなくて、特定の人をピックアップして、その周辺から探ってゆく手法なのかなと思った。もちろんそれはそれで貴重な資料となりうるのでいいのだけど。

・このへんになるとゲーム史の戦も分厚くなってきてしまうので、全部語るのは時間かかるだろうし全部は不可能だろうけど(ドラキュラ周辺を語り出したら、ゼルダとかまでふまえるのは当然のこと触れるとこいくらでもあるし、先に進まないでしょうから)、ただ通しで辿るゲーム史としては、別の場所で補完が必要かなとも思う。まあそれはいろんな人がやればいいんじゃないかな。

・『ラグランジュポイント』は、土橋安騎夫のほか、コナミ矩形波倶楽部(なぞなぞ鈴木氏など)やアニソン作曲で有名な畑亜貴氏など結構多くの人が参加してたので念のため。

・あと、当時J-POP方面で有名だった人がゲーム音楽に携わった例としては一番有名どころとしては桃太郎電鉄のサザンオールスターズ関口和之氏、それにソウルブレイダーのタケカワユキヒデ氏などがいる。当時ちょっとしたブームだったのかも。

・シティコネクションのとこに入った時に、ジャレコかサンソフトへの引きかなあと思ったらやっぱりそうだった。

・影山氏の「ゲームの場面での音楽が印象付けられる」という内容のコメントはなるほどなと思った。ゲームプレイでのいい場面でのいい曲の印象と、(悪い意味ではなく)トラウマソングとかあるし。

・影山氏の当時のゲーム音楽にフィードバック(感想など)がなかったが、最近ネットでそれが大きく返ってきたというのはネット時代ならではの効果か。これはゲーム音楽のみならず、あらゆる面の再評価でありそう(すごく斜めな例だとニコニコ動画である意味有名な『チャージマン研』なんて、ネットがなければ絶対表に出てくることはなさそうだったし)。

 

さて、次回EPISODE3は:松尾早人、崎元仁、下村陽子、松前真奈美(敬称略)といった名前が出ています。とりわけ崎元氏の時代範囲は広いので、どこを切るとるのか注目してます。

 

 

 

 

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